「児童クラブに行くことが嫌になった人いる?行きたい気分じゃないな、と思った子いる?」
子どもたちに聞くと手を挙げません。
「先生たちに気を遣わなくていいから、手を挙げてごらん?」と聞くと、
「行きたい!」「来年も行きたい!」「3年生まで多分来ると思う!」と元気な返事が返ってきました。
子どもたちは、『自分がなぜ児童クラブに行かなければいけないのか』理解できている子もいればそうでない子どももいます。
お父さん・お母さんが頑張って働いているから、その間一生懸命宿題に取り組んで、お友達と遊んで待っています。
そして、親御さんの車の音がすると、とんでいく子どももいます。
みんな長い時間、我慢して待っています。
この『我慢力・継続力』が3年後には・・・大きな力になっています。
高校入試や大学入試を控えているのに「ちょっと眠いな、勉強サボろ~」と勉強しないのは誰でもできます。
「今日仕事したくない気分だから、会社ズル休みしよ~」が続けばクビになります。
『勉強は一日サボったら取り戻すのに三日かかる』と言われて、大学入試を乗り越えてきた人も多いのではないでしょうか。
会社を理由もなく休んだりクビになったら食べていけないのは、常識的な社会人だったらわかります。
環境を変えたり条件を変えても、本質が変わらなければなにも変わりません。
逃げていては何も解決しないことを子どもたちは『我慢と継続』を通して学んでいるのです。
成長して大きなって、社会に出て、自分が生きやすい心の在り方で生きることができる。
視野と可能性を広げて、多くの選択肢から、生きたい道を選び取ることができる。
今しか出来ない、その大事な基礎をつくっています。
